70周年記念事業>記念誌「炭素材料科学の進展」

(最新更新日:9/18)
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---70周年記念誌---


117委員会では60周年記念誌「炭素材料の新展開」を以前に発刊していますが、10年を経過した
今でもなお配布希望が多く、委員会で報告されたトピックス集としてのみならず、初心者から
ベテランまで炭素材料の教科書としても使えるような学術本として好評を得ております。
そこで、70周年においても最新の続編ともなるような同様の記念誌を発刊いたします。


誌名:「炭素材料科学の進展」


・直近10年間に117委員会で発表された44件のトピックスを6つの章に分けて掲載。
・平成30年秋発行予定。非売品。
・会員には無償配布。  ※WEBでの全編ダウンロード公開の予定は当面ありません。

 まえがき

 第1章:基礎科学の進展
  炭素のX線回折図形の高度解析  藤本宏之
  Siラジカルの触媒活性を用いたメソポーラスシリカへの均一炭素被覆法  干川康人
  炭素繊維の単繊維特性評価  岩下哲雄、藤田和宏、杉本慶喜、澤田吉裕
  円錐黒鉛ウイスカー  斎藤幸恵
  昇温脱離法による炭素エッジ面の分析とその応用  石井孝文
  鋳鉄中に生成した球状黒鉛の構造と物性  坪田俊樹、大坪文隆、佐野秀明、吉元昭二、梅谷拓郎、吉澤徳子
  糖を原料とする水熱手法を利用した多孔質カーボンの合成  久保史織
  2H NMRを用いた黒鉛層間での有機分子の運動解析  後藤和馬、石田祐之
  X線光電子分光分析による炭素材料の構造解析  山田泰弘
 第2章:カーボンアロイ科学の進展
  カーボン表面の触媒作用 ~カーボンアロイ触媒の進展~  尾崎純一
  黒鉛薄膜の調製 〜超薄膜化と配向制御〜  曽根田靖、吉澤徳子、児玉昌也
  金属含有炭素材料における触媒能  丸山純
  B/C/N系層状化合物の作製とエネルギー貯蔵・変換材料としての応用  川口雅之
  ハロゲン不融化を利用した新しい多孔質炭素の調製法  宮嶋尚哉
  黒鉛層間化合物の熱電特性と超伝導性  松本里香
  白金クラスターの多孔質炭素材料への高分散化  糸井弘行
  炭素担体のイオンビーム照射欠陥による白金ナノ粒子触媒の高性能化  
             寺井隆幸、垣谷健太、木全哲也、八巻徹也、山本春也、小林知洋
 第3章:蓄電デバイス用炭素の進展
  黒鉛電極/電解質界面でのイオン挿入脱離とその活性化障壁  安部武志
  表面改質によるリチウムイオン電池負極用炭素材の出力特性の改善  尹聖昊、中林康治、宮脇仁
  フェノール樹脂由来ハードカーボンのナトリウムイオン吸蔵特性  長谷川丈二、安部武志
  電気二重層キャパシタの高電圧化を目指した新規炭素電極材料  白石壮志、畠山義清
  多孔質炭素電極における電気二重層形成に関する理論的考察  清原健司
  メソ孔性活性炭を用いた電気二重層キャパシタおよび水処理電極特性  中川清晴、林順一、小田廣和
 第4章:ナノカーボンにおける進展
  グラフェンライクグラファイトの合成と充放電特性  松尾吉晃
  グラフェンから成るメソ多孔性炭素  西原洋知
  カーボンナノチューブ中の吸着分子集合科学  大家由郁、大場友則
  2層、3層カーボンナノチューブの合成と物性解析  村松寛之
  膨張化炭素繊維のドラッグキャリアーとしての応用  豊田昌宏、森川邑美、信岡かおる、北岡賢、石川雄一
  カーボンナノチューブを用いたバイオセンサと医療応用  平田孝道
 第5章:工業材料としての進展
  炭素繊維前駆体としての新しい芳香族高分子  羽鳥浩章
  PAN系炭素繊維の機械的特性  田中文彦
  液パルスインジェクション法による気相成長繊維状炭素の製造  向井紳
  炭素繊維強化プラスチックスの新展開に向けた材料開発  入澤寿平
  メソポーラスカーボンの工業化と細孔構造制御  森下隆広
  直接通電による超高温加熱装置の製作と黒鉛材料の抵抗率測定への応用  吉本修、太田直人
  調製条件の異なる等方性グラファイト材料の高温抵抗・高温熱伝導と黒鉛化度の関係  森川文人、薄葉秀彦、岩下哲雄
  高温ガス炉用黒鉛の耐酸化特性の向上
                水田直紀、角田淳弥、柴田大受、大崎貴士、加藤秀樹、井澤祥一、武藤剛範、坂場成昭
  カーボンブラシの電気的・機械的摩耗特性  上野貴博
  カーボンブラシの低温膨張現象  蛯谷玄太
  インクジェットプリンター用ブラックインクの市場構造と技術動向  金子研
 第6章:さらなる進展に向けて
  グラフェンが教えてくれたこと  稲垣道夫、高井和之、辻村清也
  新カーボン用語辞典こぼれ話  安田榮一、羽鳥浩章、浴永直孝、大谷朝男、西澤節、山田能生
  電動機・発電機用カーボンブラシの歴史における学振の役割とグローバル化時代の今日における役割  森田登
 付録
  117委員会の最近10年間の活動
  編集後記