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《第6回日独セミナー》
 主催:日本学術振興会炭素材料第117委員会、ドイツ炭素協会
 共催:炭素材料学会
 2017年11月9日(木)〜11月11日(土)
 大阪電気通信大学・駅前キャンパス、同・寝屋川キャンパス、東洋炭素株式会社、大阪産業技術研究所
 招待講演2件、Keynote講演2件、一般講演6件  参加者:ドイツ10名、日本34名
 ※HPはこちら ※更新は終了

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日本とドイツで交互に開催している日独セミナーの第6回目のシンポジウムを大阪で開催しました。2014年に札幌で開催した第4回以来、日本側での開催は3年ぶりとなります。

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今回は117委員会の定例委員会に合わせての開催となり、初日は委員会の研究会を行なっている間に、ドイツの方々には、東洋炭素株式会社の多孔質炭素製品の開発現場の見学と、大阪産業技術研究所の企業支援、電池・炭素材料研究の現場見学を行っていただきました。日独セミナーでは過去にも相互に企業の工場見学などを行ってきており、今回も日本の企業および公設研の現場見学はドイツの方に大変喜ばれ、有意義なツアーとなりました。引率・対応をいただいた東洋炭素・森下委員、大阪産業技術研究所・丸山幹事、産業技術総合研究所・岩下委員、および東洋炭素、大阪産業技術研究所の方々には厚く御礼申し上げます。


東洋炭素株式会社見学会の後で
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二日目は講演会を開催しました。まず、2件の招待講演が行われ、ドイツ側からはOrion Engineered Carbon社のSchinkel氏によるカーボンブラックのキャラクタリゼーションに関する講演がありました。日本側からはB分科会の豊田主査(大分大教授)から、賦活によらない多孔質炭素の新規な作製法と用途についての講演がありました。続いて今回はKeynote講演の機会を設け、日本側からは若手会員の一人である東北大の干川氏より、ナノポーラスガラスをテンプレートにした多孔質カーボンモノリスに関する話題が提供されました。ドイツ側からは今回117委員会が招聘したKlose教授から、バイオマスから高付加価値製品として炭素材料を作り出す試みが紹介されました。他には一般講演5件のほか、恒例となっている学生による(座長曰く)スペシャルな講演も行われ、貴重な経験となったようです。一日のみの開催でしたが、終了時間が大幅に遅れるほど白熱した議論が行われ、日独双方の参加者共に有意義なセミナーとなったものと思います。なお、当日の講演プログラムは独自ホームページの方に残っていますので、ごらんください。
 講演会の合間には、ドイツSGL社からの由緒ある賞であるThe Utz-Helmuth-Felcht Awardの授与式が行われ、京谷幹事(東北大教授)がテンプレート法炭素の研究功績により受賞し表彰されました。記念品として、炭素繊維複合材で作った立派な受賞プレートが贈呈されました。終了後は、意見交換会が開催されました。


左・看板、中・川口委員長挨拶、右・Schinkel氏招待講演


左・京谷先生受賞、右・意見交換会


集合写真@会場前

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三日目は、今回ホスト役となった川口委員長のお世話で、大阪電気通信大学のエレクトロニクス基礎研究所、並びに、川口研究室の訪問を行って、B/C/N系炭素材料の合成施設などの見学会が行われました。その後、日本側実行委員とドイツ人参加者とで今後の日独セミナーのあり方について話し合いが持たれました。なかなか長期の海外出張が難しい中ではあるものの、今後も機会を作って連携をしていこうという話となりました。最後に、近隣の伏見稲荷などの散策や有志での食事会を行い、お互いの交流を温めてセミナーを終了しました。


左・研究室見学、右・伏見稲荷散策

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なお、本シンポジウムの開催にあたり、117委員会は日本学術振興会協力会よりH29年度特別事業(シンポジウム等)として今回も支援を頂きましたことをご報告します。また、写真は、川口委員長、丸山特任幹事からもご提供いただきました。

より詳しい会議の様子は、炭素誌にも掲載される予定ですので、掲載後に、情報を記載します。